細胞・組織のプロセシング

細胞の仕分け*

フローサイトメトリーを使った細胞の選別は、特殊な用例と言えます。この方法では、不均一に混ざった生物細胞を、そのそれぞれが持つ光散乱特性と蛍光特性をもとに、ひとつずつ 2 つ以上の容器に選別します。細胞を選別すると、あらゆる散乱特性、蛍光シグナル特性、あるいはその両方を組み合わせた特性をもとに生細胞を分離することができます。当社は、生細胞・死細胞の選別をはじめ、特異蛍光タンパク質を発現した細胞、特定または一連の表面マーカーを発現した細胞の分離を手がけてきました。分離した細胞は培養したり、後々のアッセイで使用したりすることができます。当社はまた、複数の細胞株から、異なるレベルの特異タンパク質を発現する単一細胞クローンを複数作成することにも成功しています。コーヴァンスは、細胞選別用フローサイトメーターを複数所有し、長年にわたりいろいろな手法で細胞を選別してきたパートナーラボと提携しています。

生細胞における自動組織プロセシング
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コーヴァンスでは、機械的分離と細胞外基質の酵素分解を組み合わせて組織をひとつの細胞懸濁液内で分離できるため、組織の構造上の完全性が保たれます。Miltenyi Biotec 社の分離キットと分離器 gentleMACS™ Octo Dissociator を合わせて使用すると、ヒトやマウスの初代腫瘍組織や異種移植片から、単細胞懸濁液をスムーズかつ効果的に素早く作成できます。アッセイは、細胞表面のエピトープを残して大量の腫瘍細胞と腫瘍浸潤性リンパ球 (TIL) が回収できるよう最適化されています。分離した細胞は、その後培養したり、内部 / 外部タンパク質マーカーとして染色したりするほか、細胞選別を使用した隔離や、下流で行う数々のアッセイにも使用できます。当社のフローサイトメトリーの専門家は、腫瘍組織のほかにも、脾臓、リンパ節、肺、皮膚などのさまざまな組織の分離でも長年にわたる経験を持っています。

タンパク質ホモジネート、DNA / RNA ホモジネートの自動組織プロセシング

コーヴァンスでは、一連のプロテアーゼ阻害剤およびホスファターゼ阻害剤を含有する凍結タンパク質ホモジネートと、TRIzol® または RNAlater® で作成した DNA / RNA ホモジネートを提供しています。当社には、軟組織から骨までさまざまな生体サンプルを完全に溶解、粉砕、均質化するマイクロチューブホモジナイザー BeadBlaster™ 24 があります。特に困難な高耐性のサンプルでも完全に均質化します。そのステンレス鋼製チューブキャリアは、最大 24 個のサンプルに、最適化された高速の 3 次元運動を与え、サンプルとマイクロビーズ間に高エネルギーの衝撃を発生させて細胞の内容物を放出させます。均質化後のサンプルは遠心分離機にかけ、浮遊物を回収してその後のプロセシングに使用することができます。

*サービスは認定パートナーラボで実施します

その他の標準技術もご利用可能です。お客様の個々のニーズに合わせて、カスタムアッセイの開発も承ります。