皮下モデルを使用すると、治験薬のスクリーニングを迅速に行えるようになりますが、薬剤感受性を腫瘍の臨床症状に一歩近い状態で評価することがますます重要になっています。
腫瘍細胞の治療薬に対する反応については、腫瘍微小環境が重要な役割を果たし得ることが臨床研究関係者の間でよく知られています。そのため、細胞の存在が重要な場合やオンコロジー分野の創薬研究では、潜在的な臨床効果を可能なかぎり信頼性の高いものにする目的で同所モデルと遺伝子改変モデルを使用することが求められつつあります。
多くの同所モデルでは腫瘍が組織の深部に位置しているため、画像化技術を使用しなければ抗がん活性の評価が難しくなります。腫瘍の進行、転移拡散、治療に対する反応を追跡するため、従来の方法では様々な段階で多くの動物を犠牲にする必要がありました。それが、画像化技術の発展によって、同所腫瘍の画像化は非侵襲的かつリアルタイムで行えるようになりました。継時的撮影も可能で、従来の方法よりも速く、動物の個体数も少なくて済みます。画像化技術を同所モデルに取り入れれば、腫瘍の治療に対する反応を解剖学的、機能的、分子(作用機序)のレベルで追跡することができます。
At Labcorp, we work closely with you to determine the most relevant imaging modality for the question you are trying to answer.
当社では、次の各組織型の再現性の高い同所モデルを提供しています。
- 脳
- 胸部
- 結腸
- 白血病
- 肝臓
- 肺
- リンパ腫
- 骨髄腫
- 卵巣
- 膵臓
- 前立腺
- 腎臓