抗 mCTLA-4 治療がもたらす大腸癌のマウスモデルにおける初期および後期の免疫反応効果

掲載日:2019年

執筆者:David Draper、Alden Wong、Stacey Roys、Scott Wise、Maryland Rosenfeld Franklin

AACR 年次総会

ポスター | 抗 mCTLA-4 治療がもたらす大腸癌のマウスモデルにおける初期および後期の免疫反応効果(PDF)


概要および背景:

  • 前臨床研究では、治療薬の作用機序を調べる際に、処置後のある時点で腫瘍の免疫反応を分析するのが標準的である。
  • ある一点での分析では、腫瘍免疫反応発生の動的な性質を部分的にしかとらえることができないため、新たな免疫調節療法についての研究が限定的になる可能性がある。
  • 本研究では大腸癌 CT26 モデルを使用し、移植後 11 日目と 17 日目に、腫瘍指向性を持つ免疫の浸潤および活性化の動態をを調べた。
  • CT26 モデルはチェックポイント阻害に適度に反応する。免疫反応に対するチェックポイント阻害効果を初期と後期で調べるため、担癌マウスを抗 mCTLA-4 で処置した。腫瘍分析は処置の 4 日後と 10 日後のものである。
  • 分析のエンドポイントは以下の通り:
    • 11 の異なる腫瘍浸潤サブセット
    • CD8+ T 細胞活性化マーカーの発現
    • T 細胞のサイトカイン分析
    • エフェクタ / 記憶 T 細胞の表現型
  • 複数のサンプリング点を用いることで、CT26 腫瘍における、免疫サブセットに特有のユニークな浸潤および活性化の特性を知ることができると仮定した。​​​​​​​

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