同系乳癌モデルにおけるラパマイシンと免疫チェックポイント遮断との組み合わせ

著者:

Erin Trachet、Chris Elders、Sumithra Urs、Alden Wong、Maryland Rosenfeld Franklin

年:

 2018

AACR 2018年度年次総会

ポスター:同系乳癌モデルにおけるラパマイシンと免疫チェックポイント遮断との組み合わせ

概要および背景

乳癌治療における数多くの進歩を推し進めてきたのは、シグナル伝達経路を阻害する標的療法や、患者様の免疫系を活性化して抗腫瘍免疫を高める治療法の開発である。ヒト乳癌に近い特徴を持つ動物モデルの選択は、新しい免疫療法の併用戦略を評価するうえで重要である。4T1 は乳癌の優れた同系モデルである。4T1-luc2 は免疫原性が低く、ヒト乳癌との共通点が多い。標的療法と免疫調節剤を組み合わせた場合の利点を理解するため、同所モデル 4T1-luc2 を使用した。mTOR 経路は、代謝、細胞増殖、生存において重要な役割を果たす。乳癌やその他の悪性腫瘍におけるオンコロジー医薬品の創薬および臨床開発では、mTOR を標的とする取り組みが盛んに行われている。さらに、細胞毒性 T リンパ球抗原 4(CTLA-4)の遮断も臨床的成功を遂げ、オンコロジーコミュニティの医薬品開発にパラダイムシフトをもたらした。こうしたことからは、第 1 世代の mTOR 阻害剤ラパマイシンを免疫チェックポイント阻害抗体と併用した時の CTLA-4 への影響を評価するため、一連の試験をデザインした。