免疫表現型検査とリンフローサイトメトリーを組み合わせた、CT26 腫瘍における MAPK シグナルおよび JAK-STAT シグナルのハイスループット分析

掲載日:2018年

著者:David Draper、Alden Wong、Philip Lapinski、Sheri Barnes、Maryland Rosenfeld Franklin、Scott Wise

AACR 年次総会

ポスター:免疫表現型検査とリンフローサイトメトリーを組み合わせた、CT26 腫瘍における MAPK シグナルおよび JAK-STAT シグナルのハイスループット分析


概要および背景

  • 腫瘍の微小環境における細胞シグナル伝達のリン酸化タンパク質ベースの分析を可能にする堅牢なプラットフォームを開発することは、低分子医薬品開発において極めて重要です。現在の状況では、腫瘍細胞と免疫細胞両方の ex vivo で複数のリン酸化タンパク質を同時に測定できる信頼性の高いアプリケーションはありません。これは、一般的にどちらの細胞の区画内のシグナル伝達経路もその多くが腫瘍誘発反応と抑制反応の両方に関わっていることを考えると、非常に重大なことです。
  • ラボコープでは、種類のまったく異なるシグナル伝達タンパク質サブセットのリン酸化タンパク質の量を同時に測定する、リンフローサイトメトリーベースのプラットフォームを検証しました。測定対象には固形腫瘍由来の免疫サブセットや腫瘍細胞も含まれます。
  • ラボコープのリンフローサイトメトリープラットフォームは、処理済みの細胞株や異種組織由来の細胞培養の In vitro 分析に使用できるほか、薬理学試験で得られた炎症組織の ex vivo 分析も可能です。
  • ポスターでは、こうしたサービスが、急性骨髄性白血病(AML)の培養細胞 MV-4-11 や活性化したマウス脾培養細胞の MAPK / JAK-STAT 経路関連キナーゼの In vitro 分析にどう利用できるのか解説するとともに、大腸癌の細胞 CT26 モデルを用いた腫瘍由来 CD8+ T、腫瘍細胞両方の ex vivo 試験への応用についても取り上げています。

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