ケーススタディ:DART ポンぺ病研究向けに複雑な投薬スケジュールを開発する

ニュージャージー州クランベリーを本拠地とする Amics Therapeutics は、重度の希少疾病の幅広い治療法発見を専門にしています。主要なバイオロジックスプログラムはATB200/AT2221 です。独特のデザインを持つポンぺ病酵素補充療法で、薬理学的シャペロンとともに利用され、複数の人間の遺伝病で試験されます。

半減期が治験薬より短いため、1 日おきの複雑な投薬を提唱

Amicus とコーヴァンスの交流は2017年の毒性学会会議に始まり、結果としてインディアナ州グリーンフィールドにあるコーヴァンスのバイオテクノロジー・エクセレンス・センターに大規模な DART 研究が委託されることになりました。まずコーヴァンスで最も経験豊かな米国拠点の DART チームのメンバーが、研究デザインのコンサルティングを行い、研究と FDA のガイドラインや見込みとの整合性を高めました。

当初提案された投与は間隔は長すぎ、確固たる発達毒性評価を行うことができない恐れがありました。器官形成にウィンドウ期間(器官の形成が行われる最も敏感な時期)があり、治験薬の半減期が短いこともあって、この胚・胎児研究が器官形成における重要な暴露期間を逃してしまうかもしれませんでした。

その後に推奨された一日おきの投与により、研究は実行がかなり難しくなりましたが、規制当局からはより高い評価が得られる見込みとなりました。この上級レベルの専門知識により、Amicus がより満足する経路デザインの改定が行われました。

投与体制の導入

高度に複雑な投薬プロトコルが、これらの研究で実行されました。このプロトコルには、2 回の経口投与(抗ヒスタミン薬およびシャペロン)に引き続き、治験薬の点滴も含まれていました。これら 3 回の投与は、短い間隔で正確に行われる必要がありました。

DART 研究担当ディレクターは、「すべて適切に投与されるように全員が協力しなければなりませんでした。」と話しています。

このリソースに負担のかかる投与に加えて、投与の変更、プロトコルの再編成、ラベルの変更でプロジェクトはさらに複雑なものになりました。

バイオテクノロジー / CRO 連携の成功例

プログラムが様々な種に進むにつれ、一連の対面式ミーティングで理解と信頼が築かれていきました。この用量範囲測定研究は順調にスタートし、コーバンスの科学者の関与と技術面の専門知識により、極度に複雑であるにも関わらず研究は予定通りに進んでいきました。

パイプライン資産が限られている小規模企業として、Amicus のこのプロジェクトに対する関心は高く、また内容の確認も厳しいものでした。Richie Khanna 博士は Amicus 創立当初からの従業員の一人で、現在 In vivo ファーマコロジー担当のディレクターを務め、この治験薬の生物分析の主任責任医師でもあります。博士は「この研究はとても重要なもので、すべてが毒性学に依存しているのです。」と語っています。

「コーヴァンスの能力に疑問を持ったことはありませんでした。」と Khanna 博士は述べています。「透明性があって柔軟で、とても反応が早く、コーバンスはすべてにおいて優れていました。まさに私がパートナーに求めていたものだったんです。」 いくつかの問題を乗り越えた後、「私たちはお互いに対して信頼と信念を持つようになり、それは現在も続いています。」

スタートして以来、60 名以上のコーヴァンスのスタッフがこの研究に携わってきました。Amicus は以降、4 つの新しい小児関連 DART 研究をコーヴァンスに依頼し、ポンぺ病およびその他人間の遺伝病の治療法を探し続けています。

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