In vivo 代謝

In vivo 代謝試験はお客様の化合物開発の過程において欠かせないものです。高い処理能力を誇る化合物ライブラリの PK スクリーニングから、確定投与の直線性および増加 / 耐性まで、安全性評価や IND/CTA 申請に先駆けて、柔軟な対応が可能な幅広い代謝試験やサービスからニーズに合わせてお選びください。また、製剤の架橋試験や、生物学的同等性およびバイオシミラー、放射性標識の分布、排出、代謝物同定などにも対応しています。 

サービスの概要

  • 世界各地にある In vivo 施設のネットワークを活用して素早く試験を開始し、きわめて柔軟に対応 
  • 世界各地の施設で毎年数千件の投与を開始
  • 標準および非標準の動物モデルに関する経験
  • 高スループット、標準、確定、研究 / 研究開発などさまざまな種類の試験に対応

コーヴァンスでは、規制との関連で必要となる一連の In vivo 代謝試験のほか、規制に関するコンサルティングや規制機関への提出書類作成に関するサポートも行っています。

また当社は、多くのスポンサーと密接に連携しながら、その化合物についてどの調査研究が適しているのか、あるいは機構を標的とする試験として最適なものはどれか、アドバイスを提供しています。 


PK 結果を迅速に提供

投与から PK データまで、最短で 5 日以内に結果をお知らせします。創薬の初期段階において大量の化合物を素早くスクリーニングするため、迅速な意思決定に役立ちます。

迅速な PK 結果に関するパンフレットをダウンロード

PK および PK / PD

高スループットのスクリーニング、製剤スクリーニング、Non-GLP / GLP、用量増加 / 直線性、薬力学、耐性、調査などさまざまな分野に対応しています。 

生物学的同等性 / バイオシミラー

生物学的同等性およびバイオシミラー関連業務について、規制関連の具体的なアドバイスを得ることができます。  コーヴァンスの専門家が、適切な機能を備えた試験デザインに関する洞察やガイダンス、そして申請書類用としてすぐに利用できるデータやレポートを統計情報とともに提供します。

在庫 & お客様所有のコロニー

コーヴァンスは、試験を迅速に開始できるようにするため、世界各地の施設で大分子と小分子の開発に使用する非ナイーブ型のイヌおよび NHP のコロニーを管理しています。無処置や外科的処置(BDC、PVC、CSF)に関しては、当社のコロニーだけでなく、お客様が所有する専用のコロニーを使用することもあります。分子の分類(小分子、大分子)を追跡し、当社の 3R 理念の一環として動物を再使用することにより、効率性と持続可能性を実現します。  

手術 & 研究開発

社内の外科専任チームがお客様と直接連携しながら手術的矯正に関する研究を行います。標準サービスの中からお選びいただくか、チームと協力しながら新たな方法で研究開発を進めることも可能です。 

マスバランス

放射標識化合物の吸収、分布、代謝、排泄を特定するため、投与経路として経口、静脈内、皮下、筋肉内、髄腔内、鼻腔内、経皮、局所点眼による投与を行います。

コーヴァンスでは、14C、3H、125I、111In、131I、その他の新しい放射性同位体を使用して、お客様に合わせたマスバランス試験をデザイン・実施しています。 

眼内分布

放射性同位体を利用すると、被験物質について、選択した眼組織から具体的な生体内分布情報を得ることができます。コーヴァンスは、眼科特有の投与経路(局所、硝子体内、前房内、上脈絡膜内、網膜下)、動物種の組織採取、定量的オートラジオグラフィーやミクロオートラジオグラフィーのエンドポイントを用いた放射標識による眼科試験の実施について、卓越した専門知識を提供します。

放射性医薬品 & 放射線治療薬

α / β / γ 射性同位体や造影剤を使った分布試験、排泄試験、代謝試験をお客様の放射性医薬品のニーズに合わせてカスタマイズします。すべての試験は、連邦原子力規制委員会(NRC : Nuclear Regulatory Commission)または米国の各州が発行する放射線関連の許可の要件に従って実施されます。

定量的全身オートラジオグラフィー(QWBA : Quantitative Whole Body Autoradiography)

全身または解剖学的下部構造における治療薬の分布は、3H、14C、125I、131I、35S、99Tc といった低エネルギーまたは高エネルギーの放射性同位体を用いて特定することができます。コーヴァンスは世界中に QWBA サイエンティストを擁しています。業界トップクラスの実力を誇る当社のサイエンティストが定量的結果と定性的画像を提供し、放射標識化合物の分布、保持 / 蓄積、除去を経時的に説明します。

さらに当社のサイエンティストは、さまざまな前臨床試験の種を扱うだけでなく、腫瘍モデルや特定の器官、または胎児器官、胎盤通過モデル、関節、眼組織などの解剖学的関心領域にも対応しています。

前臨床の組織分布データを使えば、ヒトの線量測定の推定値を算出できます。そして、世界各地に広がる当社の臨床研究部門で、お客様の放射標識化合物を用いたヒトのマスバランス臨床試験を行うことが可能になります。

ヒト AME

放射標識によるヒト吸収 / 代謝 / 排出(ヒト AME試験では、次のようなことを行います。

  • マスバランスと除去の経路に関する確定情報を提供する 
  • 薬物代謝の構造を完全に理解する(ヒトと動物の代謝物を比較し、さらに動物実験を行う必要性があるかどうか決定する) 
  • 循環している親薬物と代謝物の割合を特定する

hAME を正確に特定するため、コーヴァンスでは、核薬剤師や放射線安全委員会メンバー、医師、DMPK サイエンティストがチームを組んでお客様やスポンサーとともに作業にあたります。そして放射標識試験化合物の使用に関する FDA(MIST、ICH 含む)や EMA など世界の規制機関の要件に従って、お客様の試験デザインをカスタマイズします。科学と規制の両方を考慮することが、ヒト AME 試験では非常に重要なのです。

hAME 試験の成功の鍵は、サンプルの迅速な分析にあります。米国ウィスコンシン州では、フェーズ 1 臨床部門と DMPK 放射線分析拠点の間にある共有キャンパスにおいて、放射線分析結果をリアルタイムに提供しています。ここでは対象ごとの可変性を管理し、対象のタイムリーな放出を促します。また英国では、DMPK ラボや臨床施設が医療機関と提携し、一般の健康なボランティアだけでなく、患者様のヒト AME 試験も行っています。

コーヴァンスはこれまでに 350 件以上のヒト AME 試験を実施しています。また、数十年におよぶその経験をもとに、お客様の試験を成功に導きます。  

放射線線量測定

コーヴァンスは放射線被曝のモデリングを使用して、放射標識分子のヒト吸収、代謝、排出(hAME)臨床試験をサポートします。

線量測定を行うサイエンティストは前臨床の組織分布データを用いて線量測定パラメータの値を算出しますが、この時、ヒト線量測定について定める適切な規制やガイドラインも考慮します。たとえば、国際放射線防護委員会(ICRP : International Commission on Radiological Protection)や米国食品医薬品局(FDA : Food and Drug Administration)、世界保健機関(WHO : World Health Organization)などの規制やガイドラインがこれに該当します。

当社の科学チームは、放射標識によるヒトのマスバランス試験と PK 試験で使用する安全な放射線量を決定します。

この放射線量と、各組織および全身に対して算出した放射線被曝量のデータを、放射標識によるヒト臨床研究の承認を取得するために、米国およびヨーロッパの施設内治験審査委員会と倫理委員会に提出する場合があります。

すべての In vivo 代謝試験は AAALAC の認定を受けた当社の施設で行われます。これらの施設では動物倫理を最優先事項とし、3R の原則に従って「ケア」の文化を大切にしています。

投与経路
  • カセットおよび分散型投与
  • 静脈内(ボーラス、点滴)
  • 経口(強制、カプセル / 錠剤、食事)
  • 経皮、皮内
  • 眼科
  • 腹腔内
  • 筋内
  • 皮下(ボーラス、点滴)
  • 舌下
  • 頬側
  • 脳室内
  • 髄腔内
  • 吸入、鼻腔内
  • 膀胱内
  • 関節内
  • 研究開発(ご要望に応じて)
  • 装置 / 外科的
サンプリング
  • 血液(血漿、血清)
  • 排泄物(尿、糞便)
  • 胆汁
  • 各組織
  • PBMC
  • CSF(連続生存、終末)
  • 乳汁中排泄
  • 滑液
  • スワブ
  • BALF
  • 連続生検:
    • 肝臓
    • 皮膚
    • 骨髄
    • リンパ節
  • 研究開発(ご要望に応じて)