治療用抗体または抗体様分子の組織交差反応性評価は、治験薬(IND : Investigational New Drug)申請や臨床試験申請(CTA : Clinical Trial Application)に向けて行われる前臨床研究に欠かせません。
TCR は、主に非特異的結合を特定するために行われる一連の Ex-vivo 免疫組織化学(IHC)スクリーニングアッセイですが、同時にまだ知られていない特異的結合部位を特定できる可能性もあります。
凍結組織(Ex vivo)で IHC 染色の有無を確認することで、潜在的な臓器毒性(In vivo)が分かる場合があります。また、前臨床安全性データを作成する際に用いる動物毒性モデルの正当性が高まります。