各国における内分泌攪乱物質(ED)の試験

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OECD の規制基準に沿った内分泌攪乱物質アッセイ実施における豊富な経験。代替法検証に関する欧州試験機関ネットワーク(EU-NETVAL : European Union Network of Validation Laboratories for Alternative Methods)のメンバーとして積極的に活動し、OECD 458 (2020) の改訂版に盛り込むことを目的とした AR-Calux® アンドロゲン受容体トランス活性化アッセイの研究所間の検証に参加

お客様の ED アッセイのニーズに合わせた専任の専門家チームが、試験のデザインや登録書類の作成など、欧州での ED 試験のすべての手続きにおいてお客様をサポート

In vitro アッセイおよび In vivo アッセイの包括的なラインナップと画期的な分析を統合し、コスト効率に優れ、かつ科学的に厳密な方法で 物質の ED の可能性を特性化

内分泌攪乱物質(ED)試験をめぐる規制環境は世界各地で異なり、そして常に進化しています。EU では ED 試験へのアプローチが申し分なく確立されており、多くの国がそれを指針にしています。米国においては、内分泌攪乱物質スクリーニングプログラム(EDSP: Endocrine Disruptor Screening Program)のもとで一連の試験が終了し、現在はより柔軟で物質に特化したアプローチへとシフトして、迅速なスクリーニング手法「ファーストパス」による評価が一般的になりつつあります。ED に関する具体的な規制がない場合でも、すべての規制当局は ED の可能性に敏感で、安全性データにその兆候が見られないか常に注意しています。ただ、物質を登録する側にとっては、こうした状況により、科学的試験と規制要件の両面において多くの曖昧な点が残る結果となっています。

ラボコープは常に ED 試験開発の最前線に立ち、技術と規制の進化に対応しながら今日まで革新を続けています。当社はお客様のパートナーとして、世界中で ED 試験における曖昧な科学と規制のハードルを乗り越えるお手伝いをいたします。

お客様のニーズ

規制当局に応じた最適な試験アプローチを簡単に特定するには

OECD の ED 試験の概念的枠組みは、ガイダンス文書 150(2018) で明確に規定されています。欧州における ED 評価の基準として採用されており、主な事象や作用機序の仮定に関するエビデンスの追加要件が含まれています。この枠組みには次の 5 つのレベルがあります:

これらのレベルで要求される内容に対応し、適切な試験を選択するにはサイエンスと規制の両方に関する知識が必要になるため、容易ではありません。

当社の提供サービス

規制要件に適合した試験プログラム

コーヴァンスは長年にわたり、ED 試験について世界の規制当局や学術団体と協力関係を築いてきました。最初の段階から、お客様の物質に関連するサイエンスや規制の内容を理解し、規制手続きを最適化することにはとても重要な意味合いがあります。コーヴァンスの試験責任者と規制の専門家は、その専門的な洞察と知識を組み合わせ、お客様に最適なアプローチをご提案します。たとえば、既存のデータと QSAR を活用してエビデンスの重要性に基づいた根拠を示したり、あるいはお客様の物質に合わせて新しい試験プログラムが必要となる場合もあるかもしれません。当社では、必要な基準を満たしながら試験を効率的に実施できるよう専任の技術チームがサポートするとともに、分析化学者が証明可能な結果を提供します。そして提出書類を最終的な形に仕上げ、提出するまでを支援します。提出後は、規制担当チームがお客様の物質に関して規制当局とのやりとりや働きかけを行います。

ED 規制に関するコンサルティングサービスについて詳しくは、こちらをクリックしてください。

概念レベル 1 試験サービス

QSAR モデリングとリードアクロス法は、内分泌攪乱物質のエンドポイントに対するエビデンスの重要性に基づいた根拠の提示において重要な役割を果たします。また、その信号は In vitro 試験と In vivo 試験の戦略に適しています。QSAR モデル予測を有効に活用するには、データに基づいた洞察が非常に重要になってきます。物質を提出する際は、モデル予測の利用に関する当社の専門知識と経験をぜひご活用ください。In silico サービスの詳細を以下にご紹介します。

概念レベル 2 ED 試験の専門知識

下記のようなレベル 2 ED 試験に適した一連の In vitro アッセイを社内でご利用いただけます:

  • OECD 455 エストロゲン受容体転写活性化(ERTA : Estrogen Receptor Transcriptional Activation)
  • OECD 456 H295R ステロイド産生
  • OECD 458 アンドロゲン受容体転写活性化(ARTA : Androgen Receptor Transcriptional Activation - AR Calux®)
  • OPPTS 890.1200 アロマターゼアッセイ

概念レベル 3 ED 試験の専門知識

下記の定期的なレベル 3 In vivo ED 試験をご利用いただけます:

  • OECD 440:向子宮性アッセイ
  • OECD 441:ハーシュバーガーアッセイ
  • OECD 229:魚類短期繁殖試験(FSTRA : Fish Short Term Reproduction Assay)
  • OECD 230:21日魚アッセイ
  • OECD 231:両生類変態アッセイ(AMA : Amphibian Metamorphosis Assay)

概念レベル 4 および 5 ED 試験の専門知識

レベル 4 および 5 ED 試験に適した、以下のような一連の In vivo アッセイを活用します:

  • OECD 407:げっ歯類における 28 日間反復投与経口毒性試験
  • OECD 408:げっ歯類における 90 日間反復投与経口毒性試験
  • OECD 414:出生前発達毒性試験
  • OECD 421:生殖 / 発達毒性スクリーニング試験
  • OECD 422:反復投与毒性試験と生殖 / 発達毒性スクリーニング試験との組み合わせ試験
  • OECD 426:発達神経毒性試験
  • OECD 451-3:慢性毒性 / 発がん性組み合せ試験
  • OECD 443:拡張一世代生殖毒性試験

有害事象をさらに詳しく調査しなければならない場合は、概念レベル 1 から 5 までの試験結果と公開文献を用いて、試験項目に適切な作用機序の決定に役立てることも可能です。

科学と規制の両面で常に先を行く力

ED に関する科学的アプローチと規制基準の進化に伴い、常に一歩先んじる力を持つことが非常に重要になっています。つまり、お客様が必要な時に備えて、可能性と能力を戦略的に築いていかなければなりません。ラボコープグループのコーヴァンスでは現在、以下のような OECD の試験ガイドラインに準拠したサービスの開発を進めています。

  • OECD 草案 TG:アフリカツメガエル胚甲状腺アッセイ(XETA : Xenopus Embryonic Thyroid Assay)は、自由生活性の遺伝子組み換えアフリカツメガエルの胚形成期オタマジャクシを、蛍光エンドポイントを用いたマルチウェル形式で使用し、甲状腺活性化学物質をスクリーニングします。
  • OECD 草案 TG:遺伝子組み換えゼブラフィッシュ胚アッセイ(EASZY)は、機序に基づく In vivo スクリーニングアッセイで、ストロゲン受容体(ER)を通じて作用する内分泌活性化学物質を検出し、cyp19a1b プロモーターによる緑色蛍光タンパク質(GFP)の発現を誘発するよう設計されています。
  • OECD TG(開発中):短期アンドロゲン抑制動物代替アッセイ(RADAR : Rapid Androgen Disruption Animal Replacement Assay)は、メダカ胚アンドロゲンをスクリーニングするアッセイです。

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