陸生生態毒性学

農作物保護

農作物保護製品は、陸域環境に対して複雑に影響することがあり、時として陸生生態毒性の変化の評価を困難なものにします。その理由のひとつは、植物や無脊椎動物、脊椎動物などの陸生生物の多様性によるもので、彼らが土壌の中と上の両方で暮らしているためです。したがって、陸生生態毒性試験を効果的に実施するためには、生態系のつながりを広く理解し、農作物保護製品一つひとつの影響をそのどこかに当てはめるられるようにしなければなりません。コーヴァンスでは、陸生生態毒性試験のアドバイスを行っており、世界の規制エンドポイントやその他の要件を満たすための試験を、一部または全体で実施することができます。

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  • 広範な知識を備えたチーム - メンバーは陸生生態毒性の標準 / 上位ティア試験のデザインおよび実施の専門家
  • 充実した施設 - 一定の環境を保った生物種ごとの実験室、植物用の屋外屋根付きスペース、温室など
  • 本格的な養蜂施設 - ミツバチ研究の能力を拡大

 

お客様のニーズ

陸生生態毒性のエンドポイントは、世界のほとんどの農作物保護製品規制機関が要件としています

世界中の規制当局では、陸生生態毒性のエンドポイントを要件化し、農作物保護製品の潜在的危険性について証明することを義務付けています。彼らが求めているのは、植物や土壌ベースの微生物、無脊椎動物(ミミズなど)、非標的節足動物(特にミツバチなどのポリネーター(花粉媒介者))に対する農作物保護製品の影響を示した確実で信頼性の高いデータ。申請する側は、国際基準に従ってエビデンスの書類を作成し、それぞれの規制機関に提出できるようまとめなければなりません。 


コーヴァンスのサービス

お客様の農作物保護製品のために質の高い陸生生態毒性データを生成する理想のパートナー

当社では、生態毒性学担当のサイエンティストチームの幅広い知識を活用して、お客様とお客様の農作物保護製品に合ったソリューションの提供に取り組む専任のチームを編成することができます。お客様をサポートするのは、試験責任者と、生態毒性学の専門家、養蜂学者、分析科学者。彼らが連携して陸生生態毒性試験をデザインし実施します。試験はすべて、認知されている国際基準に則り、お客様の規制要件に合わせて行います。

農作物保護製品のニーズを満たす各種陸生生態毒性評価

コーヴァンスには、国際的なガイドラインに従って陸生生態毒性試験を実施してきた経験が豊富にあります。当社の幅広い経験を活かせば、標準的なラボ試験はもちろん、非標準の試験や、個別にカスタマイズした試験、上位ティアの試験など(セミフィールド / フィールド試験を含む)さまざまな試験をデザインして特定の規制ニーズに対応することができます。

当社が取り扱っている農作物保護製品の生態毒性学試験には次のようなものがあります。

ポリネーター

  • OECD 213:ミツバチ(セイヨウミツバチ)、急性経口毒性試験
  • OECD 214:ミツバチ(セイヨウミツバチ)、急性接触毒性試験
  • OECD 237:ミツバチ(セイヨウミツバチ)、幼虫毒性試験、単回暴露
  • OECD 245:ミツバチ(セイヨウミツバチ)、慢性経口毒性試験(10 日間給餌) 
  • OECD 246:マルハナバチ、急性接触毒性試験
  • OECD 247:マルハナバチ、急性経口毒性試験

無脊椎動物

  • OECD 207:ミミズ、急性毒性試験
  • OECD 222:ミミズ繁殖試験(シマミミズ / アンドレツリミミズ)
  • OECD 220:ヒメミミズ、繁殖試験

益虫 - ラボ試験および拡張ラボ試験

  • IOBC:寄生バチ(Aphidius rhopalosiphi
  • IOBC:捕食性ダニ(パイライカブリダニ
  • OECD 232:トビムシ(オオフォルソムトビムシ
  • IOBC:クサカゲロウ(ヒメクサカゲロウ
  • IOBC:テントウムシ(ナナホシテントウ
  • IOBC:オサムシ科カブトムシ(Poecilus cupreus
  • IOBC:ハネカクシ(Aleochara bilineata)
  • IOBC:卵寄生蜂(Trichogramma cacoeciae
  • BBA:コモリグモ(Pardosa
  • IOBC:捕食性昆虫(Orius laevigatus
  • OECD 226:土壌ダニ(Hypoaspis

土壌微生物相

  • OECD 216:土壌微生物:窒素無機化試験
  • OECD 217:土壌微生物:炭素無機化試験

非標的植物

  • OECD 208:陸生植物試験:発芽および実生成長試験
  • OECD 227:陸生植物活性試験

鳥類

  • OECD 223:鳥類急性経口毒性試験
  • OECD 205 / OCSPP 850.2200:摂餌毒性試験
  • OPPTS 885.4050:微生物農薬試験ガイドライン - 鳥類経口、ティア I
  • OPPTS 885.4100:微生物農薬試験ガイドライン - 鳥類吸入試験、ティア I