活性成分の物理化学的特性
農作物保護
純粋な有効成分(PAI: Pure Active Ingredient)や農薬原体(TGAI: Technical Grade Active Ingredient)の基本的な物理化学的特性を明らかにして理解することは非常に重要で 、すべての有効成分の物理化学的特性が明かされる必要があります。コーヴァンスは、有効成分の評価・特性化に取り組むお客様を 50年以上にわたってサポートしてきました。扱いの難しい物質を扱ってきた経験豊富なコーヴァンスだからこそ、複雑な試験でもシンプルな試験でもお客様の要件に合わせて実施することができます。

- 広範かつ柔軟なサービスと施設により、所要時間を短縮
- 部門の枠を超えたサイエンティストチームが標準物質 / 非標準物質の特性評価を専任し、優れた力を発揮
- 広範囲にわたる一連の物理化学的試験により、一般評価項目 / 有害性評価項目を設けたルーチン試験もすべて網羅
お客様のニーズ
基本的な物理化学的パラメータをタイムリーに確立するには
有効成分の基本的な物理化学的パラメータを導き出すための一般的な試験は簡単に実施できます。しかし、有効成分によっては対応が難しく、個別のアプローチが必要になります。たとえば、発揮性の非常に高いものや溶解性の乏しいものは特定の検出方法を用いなければならないため、カスタマイズしたアプローチが必要です。
コーヴァンスのサービス
標準的な有効成分と扱いの難しい有効成分を扱ってきた豊富な経験
充実した施設と専任の分析化学者が、有効成分の複雑さに関係なくお客様のニーズを満たします。当社が提供している農薬有効成分の標準的な物理化学的試験には次のようなものがあります。
- バッチ分析プロファイル
- 外観
- 沸点
- 解離定数
- ヘンリーの法則の定数
- 融点 / 凝固点
- 分配係数
- 相対密度
- スペクトル
- 表面張力
- 分配係数
- 蒸気圧
- 水溶性
当社では有効成分の有害性の特徴付けも可能で、 次のような試験をサポートしています。
- 爆発性
- 各種燃焼性試験
- 液体 - 引火点
- 固体 - UN N.1
- 自然発火 - A15
- 自己発火 / 自己発熱 - UN N.4
- 水との接触 - UN N.5
- 酸化性 - UN O.1 / O.2
- 自然発火性 - UN N.2 / N.3
- 金属腐食性 - UN C.1
高精度かつ幅広い分析が可能
当社の充実した施設は、さまざまな分析機器を完備しています。
- HPLC(UV、FLD、RI、MS、ELS、DAD)
- GC(FID、NPD、ECD、FPD、MS)
- IR
- UV / Vis
- 分子量分布
- 自動滴定
- イオンクロマトグラフィー
- ICP-MS
- NMR(委託)
5 バッチ分析
5 バッチ分析試験は、すべての手法が直線性、正確性、精度、再現性、定量限界 / 検出限界、特異性について検証済みのため、高品質で確実な試験データが得られるようになっています。